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嫌な予感しかしないのに、途中でやめることができない

今回の相談は少し変わっていて、いわゆる、「嫌な予感の扱い方」みたいなことを聞かれた感じがあります。

この相談者は「こうなるかもしれない」と、嫌な予感しかしないのに、乗りかかった船を降りることが苦手だそうです。あー、ありますよね。「なんかみんな酔っぱらっているし、二次会に行ったら絶対にズルズルと帰れなさそうだけど、ここで帰るとなるとすごく面倒くさいな」と言って、付き合っちゃうこととかあったりします。

それで、この相談者は、誰かと予定を立てるとき、職場で何か仕事を任されそうなとき、いつも「前もこうだったし、今回もこうなるのでは?」と想像してしまうそう。つまり、前の事例の時も、あんまり良い結果にならなかったということでしょうかね。 

「今回は降りるわー」と、心では言っているのに、それを伝えられなくてズルズル進み、結局やめることができずに、何とかして可もなく不可もなくな結果で終わらせてしまうことがよくあるそう。なるほど。この相談者の方の力で、「あんまり良くない結果」に終わりそうなところを、「可もなく不可もなくな結果」に着地させるようなことはすごいと思いましたがね。 

「断りたいな」という気持ちを言葉にできるようになるには、しいたけ.さんはどういう考え方をするのが大切だと思いますか?というご相談でした。

さて、今回のお手紙から取り上げたいのが「嫌な予感しかしないのに、途中でやめることができない」の話なのです。

まず。今回の相談が「仕事に関係すること」じゃないですか。

世の中にある仕事って、「なんでこんなことをやらなければいけないのだろう」とか、「誰の利益のために、このような仕事が存在しているんだろう」みたいなものがけっこう多いかも知れないのですよね。そして、まさに、「仕事だから」という理由で、誰かがそれを遂行しなければならなかったりする。

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