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人間関係と磁場の話

これを読んでいる皆さんは、人間関係において、何を重視していますかね。

その「人間関係において、何を重視するか」は、けっこう露骨にその人の価値観(もしくは、コンプレックスのようなものも)が出る場所でもあるし、個々の人によって、その答えは全然違ったりもします。

僕自身の話をすると、20代とか、それぐらいの時において、人間関係の価値基準が「好きか嫌いか」しかなかったように思います。

極端なことを言うと、当時の僕は、自分が好きな人や憧れている人なら、どのような振る舞いも許容することができたと思います。もちろん、何度も「おかしい」と思われるようなことを繰り返されたりしたら、それはそれで喧嘩になったり、不仲になったようなことはもちろんあります。でも、その人の才能やセンスみたいなものに憧れていたら、「いや、全然いいよ」と許してきてしまったことの方が多かった気がするのです。

その逆に、嫌いな人や苦手なタイプの人については、ごめんなさい。何をされても「苦手」に感じてしまったと思います。

今から思うと、この「好き」と「嫌い」のフィルターは本当にもったいなかったなぁと感じてしまいます。「苦手な人」のことを、「苦手」と決めつけ過ぎてしまった苦い記憶があるから。

いつからか、そのような「好きと嫌いだけの人間関係」がけっこう窮屈に感じられてきてしまって、30代の半ばを過ぎたぐらいから、人間関係に対して、「好きと嫌い」だけではなくて、「信用」の基準が大きく加わってきました。

これも皆さんにお聞きしたいのですが、「この人は好きなんだけど、信用はできない」みたいなカテゴリーが、大人になってくると出てきませんか?逆に、「この人は苦手だし、タイプは全然違うけど、信用できる」みたいな、そのような人間関係の基準も、新しく出てきたりもする。

すごく細かい話なんだけど、仲が良いからといって、「夜の23時に電話をする」と言っていたのにも関わらず、忘れられるなど。いやね、「事前に一言がある」とか、そういうことが無かったりすると、「その人のことは好きなんだけど、細かく信用度が削られていく」みたいなことが残念ながら、起きてきたりもします。

逆に、「この人とはそこまでタイプが合わないだろうな」という人でも

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