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大切な節目を迎えさせてもらいました

もう随分昔の話になるのですが、僕が20代の頃、自分の人生に対する挫折と後悔と「この先に何をしていくか」がまったく見えなくなってしまった時期があったのです。

なんかでも、そういう当時のことを思い出してみても、自分自身が段々と「ドツボ」とか「泥沼」に入っていくのって、なんとなくわかったりしません? 「あー、このまま行くとけっこうダメだよな」とかわかっているけど、「悪夢から目覚めるのが難しい」みたいな感じで、方向転換の仕方がわからない。そして、「えいや!」とそこから抜け出す気合いや頑張りも入らない。「まぁ、どうでもいいや」と思ってそのまま前に進んでいっちゃう感覚がありました。

あれは忘れもしないのですが、当時の僕は就職活動をしていたのです。卒業後の進路を獲得するために頑張らなければいけなかったし、「ここで頑張って、あとで休めば良いじゃないか」なんて話は自分でもすごいわかってた。実際、自分を励ましたりもしていました。でも、当時の僕がやっていたことは「時間を2年前に戻せる魔法の研究」を毎日真剣にやっていることぐらいで、「時よ、戻れ!」という呪文を部屋から東の方角に向かってやったりしていました。「明日朝起きたら、2年前の自分になってhappy」と、今の異世界転生みたいな世界を先駆けてやろうとしていました。ただ実際、どんなに魔法と呪文を頑張っても、時は戻らなかったです。

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