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やる気がまったく起きない時のオーラ

この前テレビだったか、動画だったかは忘れてしまったのですが、あるタレントさんが「小説や映画はネタバレ状態で見たい」みたいなことをおっしゃっていたんですよ。これ、すごく共感するところがあるんですよ。

たまに、推理小説なんかを「犯人がわかっている状態で、ネタバレで見たい」と言う人がいたりするじゃないですか。実は、僕もこれを何回かやったことがあるんです。いつもやっていたわけではもちろんないですし、今はそういうことをやっていないんだけど、多分、登山で言うところの「ショートカットコース」を歩みたい心境だった気がします。

小説とか映画とかドラマがあって、それをもちろんフルで楽しみたい。でも、「全12話をフルで見続ける体力がない」みたいな時もあったりするじゃないですか。「その作品を見るための時間と体力を空けておかなければいけない」となると、けっこうそれが「タスク」とか「義務」みたいに感じられてしまうこともある。そういうのを求められるのが、けっこうしんどいと感じてしまう。そういう場合、「この山には登りたいけど、フルの登山道で登る自信がない」と感じられて、「あ、ロープウェイがある」みたいな感じで、期間を短縮したいみたいな気持ちですね。

今回ですね、こういう「やる気が起こらない時の話」をもう少し深堀りしていって、それに対する「こうすると良いんじゃないか」みたいな対応策も一応書きたいと思っています。4月からの新年度が始まっていきますし、「やべえ、全然やる気が起こらない」となると、やっぱりちょっと焦ってしまいますし。

突然ですが、「何もやる気が起こらず、ソファーなどに寝っ転がって携帯電話を眺めている時間」ってあるじゃないですか。あれって、たまにけっこう絶望的な気持ちになりません?一時間近く携帯見ちゃって、目だけがすごく疲れて。しかも、なんか見なくても良いような情報を見てすごくイライラしちゃうとか。

その絶望を反省して、何回か、「はい、ではこのボーッと携帯眺める時間で、何が印象に残ったか答えてみましょう」と、自分に対する宿題として出してみたんです。そしたら、本当に何も記憶にない。「あれ、新たまねぎスープの作り方までは覚えているけど、あとの20分は何を見ていたか覚えていない」みたいなことがしょっちゅうある。

でも、僕は持論として、「人間に無駄な行動はない」と思っているんですよ。つまり、なんの役にも立たないし、「ぼーっと携帯を眺めているぐらいなら、さっさと何かをするなり、寝るなりした方が良い」みたいな正論があることもわかっているんです。でも、その「頭を空っぽにして携帯を眺めている時間」についても、それをする目的とか、何かのストレスを相殺(そうさい)するためにやっている感じなどが、どうしてもしてしまうのです。

それで、

「何もやる気が起きず、ソファーに寝っ転がって携帯電話をぼーっと眺めている時のオーラ」

ってどんな感じなのか見てみたんですよ。

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