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お客様とのほどよい距離感

今回の相談者の方は、個人でリラクゼーションサロンを経営されている方みたいです。

男女共にOKなサロンみたいなのですが、先月、初めての経験をされたらしいのです。

同じお客様(男性、中年の方)が、午前中と夕方の、一日で二回来店されたそう。2時間ほどのマッサージを二回受けてくれたみたいで、その三日後に、また来店されて、その後はぱたりと来なくなったそうです。何かあったんですかね。

最後に来てくれた時に、このお客様に「どうでしたか?」と聞いたところ、「最高の暇潰し」と返されたそうで、その言葉が出るなら大丈夫かなと思いつつも、密に通われていることに戸惑ってしまったそう。

また、そのお客様とは違う方でも、初めて来店された翌々日にまた来てしまうことがあったようです。さすがに間が狭すぎて、体はほぐれているのに何をしようとなってしまったとのこと。何か、僕自身も整体とかマッサージに行って、空想として「毎日とか三日おきぐらいに行きたいなぁ」と考えたことがあったのですが、実際にそのペースでいらっしゃるお客様もいるのですね。笑

他のお客様からも、「中毒性がある」と言ってもらえたり、身体に触れるお仕事だからこそ、つい相手の心と身体に寄り添ってしまうそうです。

この方のお手紙の最後に書いてあったことが印象深かったのですが、「相手に心地よくなってほしい。満足して帰ってほしいとサービスやおもてなし、技術を磨いていますが、今までと同じようにしているつもりでも、もっともっとと求められ、そしてぱたりと来なくなる、みたいなことは今までにもあったのかもしれません。こうして文章にすることで少しずつ諦めというか、なるようになれと思えてきました」と。

きちんとお客様や、自分の仕事でできることに向き合っている方から受け取った、素敵なお手紙でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「お客様とのほどよい距離感」の話なのです。

お手紙を拝見して、僕自身が昔、個人鑑定でお客様と向き合っていた頃のことを思い出しました。

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