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アガスティアの葉占い

この話はどこかで書いたことがあるかも知れないのですが、僕が占い師という仕事に就く前に、インドに行って「アガスティアの葉占い」をやったことがあったんですよ。

「アガスティアの葉」がどういうものかというと、もう本当の古代とかかなり昔の時代に、インドの聖人が「何世紀か後の世に、縁あってここに訪れてくる人達の人生の予言を、葉っぱに記しておく」という形の占いです。もちろん、そんな予言の葉っぱが本当にあるかどうかわからないし、伝説をそのままドラマティックに使用して、現代風にアレンジしたものなのかどうかは僕にはわかりません。とにかく、その占いの場所に行って、自分の名前と生年月日を告げると、占いをするおじさんが奥に消えて「葉っぱを持って戻ってくる」みたいな趣向がありました。

それで、その「アガスティアの葉占い」は僕を入れて同行者5人で行ったのですが、僕以外の占いとか予言はすごい時間をかけて説明されてたんですよ。「あなたは3年後にこういうことが起こるから、こういうことをしておきなさい」とかですね。でも、僕の占いは本当にあっけなく終わって、当時タバコを吸っていたから「タバコはやめなね。あと、彼の修行はほとんど完成しているよ。彼は占いのティーチャーになるよ」と言われておしまい。多分、僕が本当にお金を持っていなかったから、その分サービス的な話が一切行われていないと解釈したんだけど、よくよく考えると「彼の修行はほとんど完成しているよ」の言葉の中に思い当たることは今ではあったりするのです。

もうちょっと話をあちこちに飛ばさせて下さい。

これも何年か前か忘れたのですが、勝手にリスペクトして、大好きな人をSNSでフォローしているんですよ。その方に対して面識はないのですが、ある日にその人の著作の本を読んでいた時に、「自分の場合は色々な修羅場も体験してきたけど、とにかく“書くこと”によって、それを乗り越えてきた」みたいなことを書かれていたんです。

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