今回のお手紙は「春」という季節特有のものかも知れないし、このように感じる方は多いかも知れないです。

この相談者の方は春の時期にある花粉とか、あと、「春の空気の匂い」にやられて無駄にイラつき、焦燥感などを感じてしまうそうです。心を落ち着かせるためにどうすれば良いのか。そのようなお手紙を頂きました。

さっそく今回のお手紙から取り上げたいのが「春になると焦燥感がつのる」話なのです。

僕が占いの仕事を始めた時に、やはり「季節の変わり目」であったり、特に、この相談者の方がおっしゃるように「春の気候が出てきた頃が一番心身が不調になる」という方が多くいらっしゃいました。

「春を苦手に感じる」とか、もっと大げさな言い方をすると「春という季節に追いつめられるような感覚を持ってしまう人」というのは、想像よりも多くいらっしゃると考えていて、大きな理由として二つある感じがします。

一つは、新学期や新年度に関するニュースや情報が増えること。もう一つは、寒くて縮こまっていた冬からの、春への気候の変化に関係しているもの。

新学期や新年度というのは、僕らが子どもの頃から親しんできたひとつの「区切り」になっています。自分の周りの環境が変わり、その環境を緊張感、怖さ、ワクワク感みたいなものと共に受け入れていく。そういう「新しいスタートの習慣」をずっとやってきたからか、自分自身に停滞を感じてしまって落ち込んでしまったりする。

そしてもうひとつ、僕はこっちの方が大きいと思うのですが、純粋な気候の変化に関連するものだと思います。