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ハラスメントを受けてしまったら

今回のお手紙で取り上げたいのが「ハラスメント」の話なのです。結構多いですよね。ハラスメント。ハラスメントと一言で言っても、それこそ「今すぐその場から逃げ出した方が良い」という深刻なものから、「今は大騒ぎするものではないかも知れないけど、段々と自分の何かが削り取られていく」とか、色々なレベルや性質のハラスメントがあります。

そういう意味で、今回僕が取り上げるハラスメントの副題は

「自分の未来を奪ってくる人と出会ってしまったら」

と名付けたいと思います。

ハラスメントの問題がすごく根強いのには理由があって、そもそも、人はどういう生き方を選択するかにしても、「誰かと関わって生きていかなきゃいけない」わけです。どんなキャリアを築くにしろ、どんな専門性を深めるにしろ、よっぽどの大物じゃなければ必ずそこに「人間関係」が出てきてしまう。

人間関係というのはすごくシステム的にリスクも抱えていて、それこそ、ハラスメントをしてくるような人間に出会ってしまった時に「その集団や組織の中で生きていくことが難しくなる」というのがあります。しかも、そのハラスメントをやってくる人が上司であったり、主要な取引先であったり、権力を持っている人間がやってくると、実質「そういうことはやめて下さい」と伝えても、簡単には聞き届けられない。

ちょっと話がズレてしまうかも知れないのですが、僕がいじめなり、ハラスメントをやってくるタイプの人が根本的に許せないのが、本人たちは「それぐらい」と思っていることが多いことなのです。「冗談のつもりだった」とか「コミュニケーションの一種」とか「昔はそれぐらいみんなやってた」とか「自分より注目されるのが許せなかった」とか、その程度の理由で人の人生を破壊してくる。

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