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自信たっぷりな人を見ると恥ずかしくなる

今回のお手紙から取り上げたいのが「自信たっぷりな人を見ると恥ずかしくなる」話です。

SNSでもそうですし、日常生活でもそうなのですが、「自信たっぷりに振る舞う人」はいらっしゃいますよね。また、以下のような台詞もどこかで目にしたり、聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

「本当に幸せな人は、SNSでわざわざ自分の幸せをアピールしない」

というもの。これらのことを、今回は少し深く切り込んでいきたいと思います。

自信は最初に嘘から作り出すもの

まず、結論から言うと、「自信たっぷりな自分として振る舞う人」というのは、やっぱりそれはある種の「戦術」だと思うのです。

これはどの人にも少なからずあると思うんですけど、大事な試験前などに「よし、やってやるぞ」と自分に激を飛ばすことがあります。勢いづけるというか、自信がないからこそ、自信という波を人工的に作り出して、自分をそこに乗っけていく。「自信があるパフォーマンス」というのは、本当の自信をつけていくための、第一歩目にある「嘘」だと考えます。

「自信あるパフォーマンス」とか「幸せパフォーマンス」は、僕はある程度までは生きる上で大事なものだと思っていますし、かわいいものだとも感じています。

あんまり正直に生きてしまうと、誰かが作ってくれた手料理に対して無言で食べ続けてしまうとか、そういうことも起きちゃうかも知れないし。そして、何かある度に「私やってやりますよ!」と言っている人はやっぱり周囲から「まっすぐなやつだ」と好意的にも見られやすい。

ただ、質問にもあったように「あまりにも自信たっぷりなパフォーマンスをしている人。そういう人を見るとこちらが恥ずかしくなる」というのは現象としてあると思うのです。その場合は、「自信パフォーマンス」とか「幸せパフォーマンス」がやっぱりどの人から見ても「ん?」とやり過ぎているように感じられる場合です。

なぜ我々は、度を越えた自信パフォーマンスや幸せパフォーマンスに対して「ん?」という違和感を抱き、「その人を見ているとちょっと不安な気持ち」になってしまうのか。

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