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大好きな12月の景色

今回は少し、僕が勝手に好きなことを書かせて下さい。

季節の中で、11月から12月に入っていく今の時期が一番好きなのです。「まだ少し早い気がする」と感じても、スーパーなどにお正月やクリスマスの展示が始まり、なんだか街行く人も帰路を急ぐかのように足早になる。夏の間は暑いからか、ダラダラと歩くような足取りが、冬に入ってくるとみんな寒いから、キビキビと歩く速度が速くなっていく気がします。

一年の中で、11月から12月に入っていくこの時期が特に好きなのが、単純に寒さが好きで、コートを着るのが好きという理由もあるのです。もうひとつ、「終わりが見えるから」というのも大きかったりします。12月を除く1月から11月の中旬ぐらいまでは、「これが終わったら次にこれを頑張らなければいけない」と、終わらない日常、そして、次のタスクを目指して努力していかなければいけない。でも、12月に入ると、一つ一つの出来事や物事に「納める」空気が付随してくる。いつも行くカフェなんかも、「あ、もう今年ここに来るのは最後かも知れないな」と、急に年末が近づいてくることに気づく。

コラムなんかで何回も書いているからしつこいのですが、この時期に人と会うと、「あ、そうか。もう今年最後かも知れないですね。じゃあ、良いお年をお迎え下さい」と急に改まる空気が僕は異常に好きで(笑)、「終わり」とか「今年の端」を意識することがなんでこんなに「幸せ」という感覚に直結するのか。それは多分、「生きていれば丸儲け」みたいな感じで、今年も本当に色々と至らないところや、上手くいかないこともあったけど、「まぁ、なんとか無事にここまでやってきました」みたいな、そうやって「今年のノルマ」みたいなものを一応落としていけるからなのだと思います。

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