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声が通らない悩みと、澄んだ水色のオーラの話

今回の相談者の方は、お仕事で総務と人事を担当していらっしゃるそうです。仕事関係でイベントなどがあり、そこで声を出すことが多いみたいなのですが、とにかく、声が通らないそうです。

あー、この「声が通らない」現象は僕もすごく持っていて、居酒屋などで注文を伝える時とか、ある程度大きな声で「すみませーん!」と言っても、とにかく店員さんに伝わらないんですよね。

それで、この相談者の方も忘年会などで「皆さん、もうすぐ始まりますので前の方にお集まりください」と案内をするために、かなりの大声を出して何度も叫ぶことがあるようなのですが、全然皆に届かないそうです。そういう場合、すぐ隣にいる方や同僚が、相談者の方を不憫に思って代わりに発声してくださるのだそう。

それで、この相談者の方は僕が以前noteで書いた、「お坊さんタイプ」にご自身がすごく当てはまるそうです。

お仕事が人事なので人の相談に乗ることも多いそうなのですが、その際、自分が「空(くう)」で、相手と成り変わるかのように擬態をする感覚もあるそうです。なるほど、「相手の気持ちがわかる」みたいな感覚でしょうかね。すごいですね。実際に、「どうしてそんなに私の気持ちがわかるのですか?」などと、相手に泣かれてしまうこともしばしばあるそうです。そのような体験から、「私の声もそのように周囲に同化してしまうのかな?」と考えることもあるそう。

「とりとめもない相談なのですが、しいたけ.さんはどのように思われるのか興味深いので相談させて頂きました」とのことでした。

それでは、今回のお手紙から取り上げたいのが「声が通らない悩みと、澄んだ水色のオーラの話」についてなのです。

今回のお手紙、とても面白かったです。

まず、「声が通らない」については、これはもう、シンプルに声質の問題などがありますよね。

相談文の方にも書きましたが、僕自身もこの相談者さんとまったく同じで、「自分の声が周りと同化しやすい」感覚があります。だから、前述の「居酒屋さんなどで、店員さんをけっこうな音量で呼んでも気づいてもらえない」みたいなことはしょっちゅうあるので、もうこれは諦めて、自分で席を立って、店員さんを呼びにいったりしています。また、この相談者さんのように、同行者に声の通る人がいたら、その人に助けてもらったりもしています。

声質とか性質の問題だから、そこはもう、助け合いで、声の通る人に助けてもらうのが一番だと考えています。

その上で、今回のこのお手紙は単に、「声が通らない」という話ではなくて、そこに「相手と同質化したりして、相手の悩みなどがわかってしまう」など、そのような記述があったじゃないですか。

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