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家に帰って何もする気が起こらない疲れについて

僕の友達で、今はもう治まったみたいなのですが、仕事が終わって家に帰ってくるとずーっと「不動産の物件情報」を見ちゃう人が数人いるのです。実際にその人は引っ越しを何回かしているし、そして、下手をすると「引っ越しした直後」ぐらいにもう次の物件情報を見ている場合もある。

その話をお茶かなんか一緒に飲んでいる時に聞いて、「それって離人感なんじゃないか」と思ったのです。つまり、自分が自分に対して「あれ、自分は誰だ?」と感じてしまうことです。

「離人感」というのを説明すると、「今の自分」というのは、色々な立場とか、交友関係とか、住んでいるところとか、そういうものがありますよね。住所、氏名、年齢なんかもそうです。そうした、「自分の根本になるような色々な状況」に対して全然しっくりこない感覚が「離人感」というものだったりします。

この「離人感」というのは、外の世界に出て「気を遣い過ぎている人」が覚えやすいとされていて、その人のことを外側から見ると

・笑顔がちゃんとできていて
・気を遣えて、頭も良くて
・相槌なんかもすごく取ってくれて
・他人の話を良く聞いてくれる

そうなんです。すごく「良い人」なんです。おまけに賢い。おまけに、この人に会うと、リラックスもできたりする。

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