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謝れる人の方が、最終的に得をする気がする

今回のコラムはちょっと自戒を込めて書くことでもあります。まず、僕が体験した話を紹介させて下さい。

昔、ある知人から頼まれ事をしたんですよ。頼まれ事の内容はプライベートなことなので省きたいんですけど、僕がAさんに対してちょっとしたお手伝いをすることになって、「ごめん、何かBさんも手伝って欲しいらしいんだよね」と打診を受けたのです。それに対して「別に大丈夫ですよー」と返答をして、僕は「Aさんだけにやる手伝い事だけではなくて、Bさんに対しても手伝うこと」になりました。正直、労力が増えたんです。

それで、ちょうど別件で、「急きょ手伝うことになったBさん」とも連絡を取る用事が出来たんです。でも、その連絡のやり取りの中で、そのBさんから「あ、なんか急なお願い事をしてすみませんね」みたいなご挨拶がなかったんですよ。ごめんなさい、ちょっとだけビックリしました。「スルーする」のに無理があることってありません?「いや、明らかにそこが見えているはずなのに、スルーすんなや」ってあるじゃないですか。

こういう「モヤッ」とするやつ、皆さんもありませんか?

たとえば、共通の仲の良い友人がいて、その人が誰かの行いに対して「なんか、あいつが悪かったって言ってたよ」と間接的に伝えてくれることがある。でも、後日、直接その本人に会った時に何も言わないみたいな(笑)

「間接的に誰かに言ってもらうことによって、自分はその件についてはもう言及しないで良い感じになっている」

とかって、なんかすみません。「いやいやいや」ってなっちゃうんです。いや、一言言えばいいじゃん!って。「あ、あの件よろしくね。ごめんね」とか「あいつから聞いたかも知れけど、改めて直接言わせて。申し訳なかった」とか。

なんか、これはもう大人になってから本当に思うことなんですけど、よく「どういう人を信用したら良いですかね?」とか、占いの現場で言われたりもします。そしたら、僕は間違いなく「信用して良いトップ3」の中には「自分にとって都合の悪いことも言ってくれる人」が入っていると考えています。

こういうことはですね、書いちゃうと正直苦しい部分も出てきます。

「じゃあ、あなたはどうなんだ?」と、すぐにブーメランとなって返ってくるわけだから。

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