見出し画像

「いやぁ、しんどいねん」の効用

「いやぁ、しんどいねん」から始まる会合

最近はあまりお会いできていないのですが、僕は自分の師匠の名越康文先生(シンガーソングライター、精神科医)にちょっと薄暗い喫茶店でお会いする時間がすごく好きなのです。

名越先生は一時期、喫茶店の待ち合わせの席に座るなり「いやぁ、しんどいねん」と言いながらおしぼりのビニールを破り、一通り「最近あったしんどいねん話」をし終わった後に「あ、そういえば頼んどらんね。僕はコーヒー頼もう。君は?」と言ってコーヒーを注文し、コーヒーを飲んでまた続きの「しんどいねん話」をし終え、しばらく放心状態に入る。長くなってしまったのですが、その一連の流れが僕はすごい好きなのです。

誰かに会って、枕詞として「いやぁ、しんどいねん」がある。

それってすごく素敵な時間だと僕は勝手に思っています。

他人と会うのが疲れる=「上げていかなきゃ」のプレッシャー

人同士は、友達でも、家族でも、知り合いでも、仕事仲間でも、誰かと会う前って、「良い報告をしなきゃいけない」とか、「最近経験したことを話さなければいけない」とか、場合によっては「相手を笑わせなければいけない」とか、そういうプレッシャーを感じてしまうことはあったりするでしょう。それこそ、美容室なり床屋さんを予約して、行くのが疲れてしまう人とか。

人は、誰かと会う際に「上げなきゃ」という気持ちをけっこう抱えている。

この続きをみるには

この続き: 1,461文字
記事を購入する

「いやぁ、しんどいねん」の効用

しいたけ.

150円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いつもサポートありがとうございます。メッセージ読ませてもらっています。僕はこのしいたけ.noteが「近所の寄り合い所」みたいになってくれたらすごく嬉しくて。「あー、今日は腰が痛い」とか、そういうのでも声が聞けて嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございます。最近は辛い物を食べてストレス発散しています。
369
しいたけ. 占い師、作家です。