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人に選ばれたくて苦しい

今回の相談はストレートに「人に選ばれたくて苦しいです」の一文から始まっていました。

この相談者の方は恋愛やビジネスなどの場面で「人に選ばれたい」と願い、「選ばれるために、相手に合わせようとしてしまう」そうです。「選ばれようとして、合わせること」。その行為自体は苦しくはないそうですが、いざ選ばれなかった時に胸が締め付けられるような思いもしてしまうそう。これ、けっこうつらいですよね。

仕事での営業やマッチングアプリなどの「数を打ってご縁を作る」タイプだと、どうすれば選ばれるのかわからないし、いくらやっても選ばれないことのほうが多いので苦しい。「選ばれる・選ばれない」から解き放たれて自分のペースで頑張れるようになるでしょうか?というお手紙でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「人に選ばれたくて苦しい」の話なのです。

まずですね、このような素敵なお手紙をありがとうございました。かなりストレートな心情の表現がありましたし、「誰かから特別に認められたい」とか「人に選ばれたい」という苦しさやしんどさがそのまま伝わってきて、心を打ちました。

この「人に選ばれたくて苦しい」という話はどの人も抱えているものだと思いますし、僕自身もこの問題に対してやはり毎日悩んできた日々があります。

仕事でも、プライベートでも、そして、恋愛面でもそうだと思うのですが、「誰かに(特別)認められる」って、もうそれ自体がひとつの壮大なゴールになるぐらい、それだけ神聖なものだし、憧れる目標や世界になっていくものだと思います。なんか、世の中に色々な幸せはあるかも知れないけど、その中でも「誰か特別な人に自分の存在価値を認められる」って、本当に本当に嬉しいことなわけじゃないですか。

「人に認められる」、「自分を認めてくれている人がいる」。それが光だとしたら、やっぱりその光にたどり着くまでの「影」の時間って、場合によっては相当しんどいです。

すぐ隣に色々な人がいるのに、色々な人とすれ違っていくのに、どうやったら特別認められるのだろう。選ばれるのだろう。

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