なにかにつけてタイミングが遅くなってしまう

今回の相談者の方は「やることなすことが周回遅れ」と感じているみたいなのです。

たとえば、高校生になった時に将来を考えてアルバイトや夢を見つけたり、大学生になったら遊び8割、勉強2割みたいに効率良く頑張れる人達がいる。場合によっては、その時期に海外にまで飛び出してしまう人すらいる。そして、就活の時期が来れば、どこで勉強したのかどんどんESを書いて面接に行ったり。社会人になったら仕事で忙しいはずなのにいつの間にか結婚したり、場合によっては出産したり。

何か、この相談者の方の心の声を勝手に代弁すると「みんな、いつの間にそんなに色々なことをこなしているの!?」みたいな状況になっている感じ。タイミングが遅かったり、出遅れてしまう感じがしたり、そんなにいっぺんに色々なことなんかできない。なにかを始めるタイミングなどは人それぞれで比べることではないのはわかっていても自分の身体と心の距離が開くばかりになってしまう。しいたけ.さん、どうしたらありのままの自分を受け入れられますか?という相談を頂きました。

今回のお手紙から取り上げたいのが「なにかにつけてタイミングが遅くなってしまう」の話なのです。

まずですね、このお手紙は本当に「わかるわー」と言いながら読みました。この相談者の方と同じように、「みんな、いつの間にそんなに色々なことをこなしているの?」と思ったことなんか何百回もあるし、「え、なんで、いつの間に恋人作ったの?」という人もいるじゃないですか。すぐに趣味を見つけて、土日をアクティブに過ごしている人とか。その後に月曜日に仕事に行って資料をまとめたり。超人かよっていうツッコミを入れたくなるような人達がこの世にはいる。

僕が占い師になった理由のひとつとして、いわゆる世間一般の「優秀なリア充の謎を解く」というのはちょっとありました。で、その超人リア充の方のアクティブな充実っぷりの謎は占いの現場を通じてわかりました。それはですね、彼らや彼女らはリア充になるための超人的な訓練を重ねていました。本当、あっけないのですが。それが理由です。

彼らや彼女らは、小さい頃から、もしくは、人生の一時期にかなり猛烈に開眼して、「計画性と実行性」の訓練はやっぱりすごいしています。「あー、天気良いし海行きたい」→「明後日に大きな仕事を控えているから無理で、月末にも山場がある。でも、中間でこのような仕事の進め方をするならば、来週の土日には海にいけるぞ。天気予報は今のところ良い。そうだ、行きたかった海の近くにはショッピングモールがあって・・・」とか、具体的計画性を思い浮かべる訓練をしてきている人達がいたのです。

だからですね、リア充とされている人達の多くは「訓練されたリア充」で、彼らや彼女らの趣味の話や土日の話、そして、恋愛の話を聞くとやっぱり「タスク的」であり、「仕事的」な風味として聞こえることもあったりしました。

良い悪いとか、自分の生き方に合うか合わないかは置いといて、「この時期までにやらなければいけないこと、やりたいこと」を穴埋めみたいにして、具体的なプランニングをしていく。何か、自分の人生のシミュレーションゲームみたいな感じで、穴埋めを考えていく、実行していくのが好きなところもあるかも知れません。もちろん、彼らや彼女らもその中でかなりもがいているし、全部が順風満帆ではなかったと思います。

訓練されたリア充の方を見ると、僕はどうしても「軍人」のように感じられて、占いをしてきた正直な感想としては「誰でもこの人達のような真似ができるわけじゃないよな」でした。

じゃあ、そのような人達以外はどうしていけば良いか。それを今回はちゃんと書いていきたいです。

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