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誰かと気が合わなくなってきたら

今回のコラムで書きたいのは、「誰かと気が合わなくなってきたら」という話です。

人ってやっぱり、人生のライフステージというんですかね。住む場所とか、自分の立場とか、考え方とか、そういうことが色々と変化していく中で「付き合う人」が如実に変わっていったりする。

もちろん、昔からの親友という存在もいるし、もう家族同然になった関係性の人もいる。前の職場が一緒で、今も一緒に旅行に行ったりするぐらいまで仲が良いとか、そういう付き合いを保っている人ももちろんいる。でも、人間関係の中には、「お互いになんとなく気が合わなくなってきた」と感じ出して、知らず知らずのうちに疎遠になっていくケースもあったりする。

自分の今の興味や関心、そして、追っていきたい目標に合わせて、それらの話を“誰に”話していくかは変化していく。なんとなく、話のスケール感とか、「何を今大事にしているか」などによって、価値観が合わなくなって、「あれ、この人(達)とは話が合わなくなってきたな」と感じてしまうケースもあったりする。

たとえば僕自身のケースだと、「占い」という自営業を始めていった時に、「今月はすごく頑張ってこういう集客の努力をしたけど、〇〇人しか人が集まらなかった」みたいな“自分の今の課題の話”は、同じ自営業の立場の人にしか話さなくなったのを覚えています。

あと、これは大人になってから気づいたことなのですが、自分も含めて、人には「裏設定」みたいなものがあるんですよね。ちょっとだけ今から嫌なことを言いますよ。ごめんなさい。

裏設定というのは、「実は注目されたい」とか「実はフォロワー数の数をすごく意識している」とか、そういう、本人が「ここでは負けたくない」と思っている、ある種、エゴみたいなものがむき出しになって前に出てくるもの。本当はそういうのが「裏の設定」なはずなのに、年齢を重ねていくと、それが隠しきれずに前に出てきてしまう。そういう「諸事情」をみんなが抱えていて、そのエゴとか、「今までは隠しておいた本当の目標」みたいなものに触れた時に、「合う」「合わない」みたいな問題は出てきてしまう。

当然、これを書いている僕にも裏設定はあります。「いやらしさが出る」のを承知で書いてしまうと、今の自分は昔と比べて、とにかく仕事が忙しくなってしまって、プライベートの時間が少なくなりました。そのプライベートの時間で大事にしたいのは、「疲れないこと」なのです。すごく味気ないんだけど。だから、昔ほど「なんかさ、今度しいたけ.さんに紹介したい人がいてさ。面白い人でさ。砂漠を駆ける重戦車みたいな人なんだよ」とか言われたら、昔は興味として「すごく会いたいです!」とか言ってたんですけど、今は疲れそうだから、避けてしまう。

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