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「あの人もったいないよね」

僕自身が10代とか、あと、20代も含めてすごく注目してきた台詞があるのですが、それが、「あの人もったいないよね」なのです。

「あの人さ、もったいないよね」

という言葉は、

「今の環境に甘んじないで、もっと本人がやる気を出せば、もっと面白い展開になっていくかも知れないのに」

とか

「違う環境が与えられたら、今以上にもっと何かを発揮できる才能があるはずなのに」

とか、そういう評価をされている人に向けて、よく言われていると思うのです。まぁ、本人からしてみたら100%余計なお世話な話なんですけどね。

それで、周りから「あの人はもったいないよね」と評価されている人がいることって、皆さんの経験でもありませんでしたか?学校とかバイト先とか、小さいコミュニティに1人ぐらいはいた気がするのです。

「あの人って、すごく色々な多彩な才能を持っているのに、なんでこんなことをやっているんだ?」

とか

「なんで今ぐらいの環境で満足しちゃっているんだろう」

とか。

もちろん、繰り返しになるけど、その基準は10代とか20代の時に考えていた個人的で勝手な「もったいない」でもあるし、しかも、失礼ながら他人のことを勝手に評価しているわけですし、絶対に本人にしか知らない事情も背景にはあるのでしょうし、大前提として全部が本当に「余計なお世話」な話なわけです。

では、今の自分の年齢になった時に「あの人もったいない」と言われる人についてどう思うか。

この間ちょっと考えてみたんですよ。

僕は、「あの人もったいない」と言われている人に関しては、やっぱり周りが思っている以上に、当人は「周りのことを気にかけている人なのかなぁ」と思ってしまうんです。

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