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期待に応えない訓練

AERAさんやこのnoteの場でも、いわゆる人生相談というものを受け付けていて、やっぱり多い相談の中に「期待に応える」がとても多くあります。

「期待に応える」

って、それこそ多くの人達の心の中とか、頭の中とかで、すごくもう小さい頃から内在化しているわけじゃないですか。

・電車の中で大人しくしている
・テストで良い点数を取る
・友達と仲良くする
・誰かを困らせない
・誰かに迷惑を掛けない
・「やって」と言われて、相手が予測した以上の結果を出す美徳
・「ここで決めてこい」と言われてバッターボックスに送り出されること
・「もうそろそろこの会社に属して1年。結果を出さなきゃ」
・「仕事も忙しいけど、将来できる彼のために料理も旨くならなきゃダメなのかな」

これらのことって、もちろんすごく嬉しいことでもあるし、すべてのプレッシャーがない人生というのもなんだか味気ないとも個人的には思います。

でも、すごく言いたいのが、「期待に誠実に応えよう」とする人の中には「まだ頼まれていない、未来のプレッシャー」まで引き受けようとしちゃう人もいたりします。未来にできる彼に対してのおいしいご飯を作れるようになんてならなくて良いです。なんか、自分で草でも刈って食べてれば良いんです。未来の彼氏は(笑)

僕は「期待される」とか「期待に応える」という感覚について、唐辛子とかそういうスパイス系の香辛料だと考えています。

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