受け止めきれないぐらいの悩みを相談されたら

今回のお手紙から取り上げたいのが「受け止めきれないぐらいの悩みを相談されたら」の話です。

時々、「ある人からすごく深刻な悩み事を相談されて、どう答えて良いかわからずにすごく気持ちが落ち込んでしまう」などの専門的な相談を受けることがあります。

今回はだから、専門とか技術的な話をする回にしたくて、僕が占いの仕事を通じて「ものすごく深刻な話をどう聴くのか」の話をしたいと思います。

まずはじめに、僕が一番最初に心掛けていることは、どんなに深刻な話も「深刻に聴かない」という流儀を持っています。

「なんてふざけた人間なんだ」と怒らずに聴いて欲しいのですが、占いの現場でも、はたまた飲み会などの現場でも、急に深刻な話が出てきてしまうことってあるじゃないですか。

「いや、なんかさ、話すつもりはなかったんだけど、どうしてもあなたに聞いて欲しくて」とか。

その深刻な話の結末が笑い話であったり、ほっこりするような話ではなくて、まだその深刻さが現在進行形で続いていたりして、それを聴く方が重い気持ちになってしまうようなやつ。

そういう「あ、これはちょっと今すぐには救われない話かもな」と感じたら、その人と自分がいる環境のどこかに「架空の猫」を置いてみて欲しいのです。これは別に架空の猫じゃなくて、架空のウナギでも良いし、架空のカメレオンでも良いです。ただし、「犬」にしちゃうと、犬は顔色を呼んでこっちに寄って来過ぎてしまう生き物なので辞めて下さい。

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