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大きな挫折をしてしまった時と、その乗り越え方

占いの仕事をしてきて、ある人の人生の中で起きたことを聞いていった時、「この人はすごい輝かしい人だな」とパーッと輝くものがあっても、その影にすごい挫折があったりすることは本当によくあります。

どうしても1位を取りたかった場面で、その世界で一番になれなかった。

好きな世界に入って活躍したかったけど、その門の中に入れなかった。

自分なりに頑張って人生を前に進めてきたけど、どうしても乗り越えられない壁に出合ってしまった。

あと、もっと生々しい話としては「身近な人からの裏切り行為」とか、あと、自分がひとつの場所で燃え尽きてしまって、どうやってももう頑張れなくなってしまったとか、そういう挫折の体験は、どの人も実は持っていたりする。

そういう話を多く聞いてきた時に、僕の中で

「ある人の個性とか、その人にしかない魅力がどこから作られたかを辿っていくと、その人にしか味わえなかった“挫折”がある」

という持論が出来たりしました。

輝かしい個性とか、魅力が、その人が赤ちゃんの頃からすくすくと育って、元々あった宝物のような魅力がさらに「磨かれた」みたいな、そういう稀有なケースもあったりします。でも、そっちのケースの方は「天然記念物」に近い存在であったりもする。

どの人も、何年も何十年も生きている中で、挫折に出合ってしまう可能性は高い。けっこう、避けられないレベルで起きてしまう。

ただ、「挫折の乗り越え方」に関しても、その人その人の個性が出るんじゃないか。

「挫折の乗り越え方」について、今回は詳しく考えていきたいと思います。

まず最初に、挫折は本当につらいです。

これを読んでいる人の中でも、まだまだ「過去に起きた自分の挫折」の傷を現在進行形で受けているケースもあるでしょうし、良い方の意味ではなくて、挫折をすると「自分の周りにある世界の見方」が変わってくる、変わってしまうことなんかもあったりする。

「挫折」と一言で言っても、人の人生の数だけ「個性豊かな挫折」があるし、それぞれ性質の異なる挫折は「何年経てば本調子に復活するか」とか「どれぐらいで忘れることができるのか。吹っ切れるのか」とか、そんな目安はなかったりします。

占いを通して色々な挫折に向き合ってきた時に、やっぱりですね、挫折と現在進行形で対峙していった時に、「身動きが出来なくなる恐怖」があると思います。

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