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仕事をしない人に対する、こちら側の心得や対策について

今回のお手紙はけっこう辛辣な面もあるけど、誰もが一度は考えたことがあることかも知れないと思い、取り上げさせていただきました。

この相談者の方は、「頭の回転の速い人は、そうでない人を許していかないといけないのでしょうか?」という疑問をお持ちでした。

この方は「とっても性格の悪い考え方だと捉えられると思いますが」の前置きをした上で、やはり色々な場面でそういうことを思ってしまうそうです。でも、正直、わかります。僕自身も何回も考えたことがあります。

相談者の方曰く、

「例えば、社内で発信文書が出て、みんなで考えていかなければいけないような指示が出たとき、その文書を読んで、理解して、考えるべき項目をいくつか設定して、それぞれ関係する人に確認し、意見と問題をまとめて、今後どうしていくか決定する」。

その一連のやり取りは、誰にとってもとても面倒くさい。

でも、頭の回転の速い人は、なんとなく的を得て進められるし、面倒臭いからこそ早めに手を付けて、早めに終わらせたいから、率先して進めていく。

でも、そうではない人は、そういうかなり頭の労力を使う仕事に対して、早めに理解を諦めてしまうのか、誰かがやってくれるのを待っていたりしてしまう。

こういうの多分、どの人にとっても、自分が経験したことを頭に思い描いているかも知れませんね。

相談者の主張はさらに続いていて、「広い世の中、そういう役割のようなものがあるのはわかるし、できる人がやればいいよね、と思うのもわかります。それでも、同じチームで同じ目標でやってるのに、いつも率先してやる人は同じという現実がある。頭のいい人は怒ってもいいと思うし、みんなもちょっとは考えてよ!と思っていいのでは」と思うそうです。

さて、今回のお手紙から取り上げたいのが「仕事をしない人に対する、こちら側の心得や対策について」の話なのです。

これですね、相談者さんが持っている憤(いきどお)り、すごくわかります。

占いの個人鑑定をやっている時に、この種の「仕事をしていく上で感じるアンフェアと、理不尽さ。組織や業務に尽くしても評価をされない、なんなら、何もやっていない(ように見える)上司や先輩の方が評価される」みたいな相談は、ものすごく多くあったんですよね。

でも、僕はこういう問題というのは、能力やスキルとか、あと、相談者の方がおっしゃるような「頭の回転の速さ」みたいなこともあると思うのですが、そういうことよりも、「姿勢」の方が大事になってくる気がするんです。

というのは、たとえば、この方がおっしゃっているような「各自、すごく頭を使わなければいけない会議」みたいなものがあって、そういう「まとめ作業」に得意と不得意があるのはわかります。

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