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コンプレックスが教えてくれたもの

また変なことを言い出しやがってと言われるかも知れないのですが、僕は自分の胃腸を信仰しているところがあります。これね、ちょっと聞いて下さい。僕は子どもの頃から体質的に「太れない」というのがコンプレックスとしてあったのです。

このコンプレックスは本人的にはけっこう辛くて、体型が痩せているのを隠すために、もう8月の後半が過ぎたあたりに「よし、秋がきた!」と勝手に秋認定をして、汗をすごいかきながら長袖のトレーナーとか着てたりしてたんですよ。当然、冬は5月まで終わらないみたいな設定もしていました。世の中のダイエッターが「失敗した」という体験談を逆に取り入れて、夜中の2時に牛丼やラーメンを食べたりして、なんとか太ろうとしてきたんです。でもね、ダメなんです。そもそも、胃腸が全然強くないから、自分だけ頑張って食べた脂質とかタンパク質が胃に到達した段階で胃液とかが「ひー」と言って職場放棄しちゃうんです。「こんなの消化できないっすよ。もっとお粥とか食べて下さいよ」と訴えかけてくる。

この「体質的・太れない問題」に関しては、今からけっこう前に本格的にスポーツジムに行くことによって解決されました。適切に運動したり、体に筋肉をつけることによって解消しました。おかげ様で、今の僕にとっては8月の後半はまだまだ夏真っ盛りです。そんなに早く秋がくるわけがありません。

ただ、小さい頃から付き合ってきた「胃腸が弱い」という性質は僕自身に、僕自身にしか持てないセンスとか「モノの受け止め方」を授けてくれたと感謝しています。胃腸が弱くて、「なんなの?胃腸が弱いって体質なの?」と思って占いにも興味を持ったわけだし。

僕が弱い胃腸から教わったことの大事な教えのひとつに、「自分が消化できないものは、なるべく飲み込むな」というものがあるんです。これって本当に今の自分にとっても大事な教えになっていて

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