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他人がいないと自分探しはできない

毎週の占いを書いててすごく思ったことがあって、それはタイトルにもあるように「自分探しはひとりではできない」というものなのです。まず、少し、「自分探し」についてから話させて下さい。

・自分とは何か
・自分は何者になっていくのか
・もっと良いパフォーマンスを上げられる環境はないのか
・自分は誰が好きか
・どういう人が苦手か
・自分が生まれた地域に留まっているべきなのか
・そろそろ、自分が知らない世界を体験した方が良いんじゃないか

これらの項目って、広い意味で全部「自分探し」に入ってくるものです。

そして、2019年までの「自分探し」って、そう、世界がコロナの状況の中に入る前の世界における「自分探し」というのは、「喧騒から離れ、忙しい毎日から離れ、付き合いのある集団から離れて、ひとりの時間を持って自分を見つめ直す」という文脈として語られていたと思うのです。

ちょっと今回は固い話になってしまうかも知れないのですが、どうして「自分探し」にひとりの時間が必要なのかというと、それは、物心がついたぐらいで、人は「機能」とか「役割」とか、もっと嫌な言い方をすると「歯車としての自分」を受け入れていかなきゃいけない部分が出てくるから。

これって無機質で残酷なだけの話ではなくて、「○○ちゃんはよく気がついてすごいね」と誰かから言われた部分を、自分の長所とか性格として迎え入れていくための、大事な儀式であったりもする。

でも同時に、「機能」、「役割、「歯車」、「立場」としての自分を演じ続けていくうちに、何かが疲弊してくる。オフィス街にいる時の自分と、南の島にいる時の自分の「どっちが本物なんだろう?」という疑問も出てくる。

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