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思春期の家族との付き合い方

今回の相談者の方には中学1年生の息子さんがいて、その息子さんが思春期に入って、相談者の方とのコミュニケーションを恥ずかしがるようになってしまったそうです。まさに、思春期ですね。

そのこと自体は「成長の過程で仕方がない」と感じられているそうなのですが、最近、息子さんのメンタルバランスが崩れてしまったご様子で、体調不良でなかなか学校に行けておらず、色々と心配してしまうそうです。

しいたけ.さんの、心地よいコミュニケーション術などありましたら、教えていただけると幸いです、だそうです。

それでは、今回のお手紙から取り上げたいのが「思春期の家族との付き合い方」の話なのです。

まず、この方のお手紙を読んで、「親って難儀だなぁ」と思ったことがありまして、それは、親は子どもに対して、「信じる心」と「疑う心」の二つがあるということなのですね。親は、この「まったく正反対の二つの心」を持ち続けなければいけないのかも知れないのです。

どういうことなのでしょうか。

まず、「信じる心」なのですが、どんなに相手とコミュニケーションが取れなかったとしても、相手に不調があったとしても、世界にひとり、「あんたは絶対に大丈夫!」と言ってくれる存在は必要なのです。

「親だから信じてあげる」とかじゃなくて、本当に心から信じる。「あなたの笑顔によって、実際に私は何度救われてきたことか。だから、あなたは何が何でも大丈夫!」など、そういうことを探していく。

「信じる心」を育てていくためには、一朝一夕ではやはりできません。そんなに都合良く相手を信じられないように、「この人のこの部分は本当に素晴らしい」を、日々注意して見つけていく意識を持っていくことで、初めてできることなのかも知れません。

もうひとつは、「疑う心」なのですが、これも親にとって、必要な気がするのです。

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