自分が死んだあと、大切なぬいぐるみをどうしたらいいのか
今回の相談は、いつもよりちょっと変わったものかも知れないのですが、この相談者の方は「自分が死んでしまった後に、家にいるぬいぐるみを苦しませない方法」がまったくわからなくて困っているそうなのです。ふむふむ。
この方は特に「霊が見える」とか、スピリチュアルに傾倒しているみたいなことについて、「そういう性質はない」と断った上で、昨年購入したぬいぐるみが生きている気がするそうです。わかりますよ。
お手紙の内容に沿って、もう少しだけ詳しく、この方の相談内容を紹介させてくださいね。
相談者の方は元々、ぬいぐるみを買う趣向などはなかったそうなのですが、たまたま人の付き合いで入ったショップでかなり遠方の通路から「カッ」と音が聞こえるくらいの鋭い何かの視線を感じたそう。そして、振り返ったらそのぬいぐるみがいたみたいなのです。一回は家に帰ったそうなのですが、そのぬいぐるみのことが忘れられなくて、もう一度お店に買いに行ったみたいです。
ぬいぐるみを買ってから、経済状況が良い方に変化していったり、食生活や運動習慣まで劇的な回復をしていったそうです。
その生活の過程で、そのぬいぐるみの表情がめちゃくちゃ豊かに変わっているのに気がついたそうで、「眠っている」ときもけっこうあると気づいたそうです。かなりのぬいぐるみ上級者ですね。
それで、最近は「自分が死んだあとに、この子をどうしたら良いのか」をずっと考えてしまうみたいなのです。
ぬいぐるみは人や動物とは違い、「もの」なので、人がどうにかしてあげないと、ずっと残っていってしまうものだから。家族や恋人に託しても残るし、神社などで知らないぬいぐるみたちと一緒にいるのも違う気がするし、覚悟を決めて一緒に燃やした方が良いのかなど、そういうことを考えてしまうそうです。
それでは、改めて今回のお手紙から取り上げたいのは、「自分が死んだあと、大切なぬいぐるみをどうしたらいいのか」の話です。
このようなお手紙をありがとうございます。実は、僕もまったく同じことを考えたことがあります。
何回か、この話はしたことがあったかも知れないのですが、僕も3年前か4年前ぐらいに、世の中にけっこう大きなコロナの騒動が訪れたぐらいの時、なんとなくネットを回遊していたのです。そしたら、ある犬のぬいぐるみと目があって、底知れぬ縁を感じてしまい、購入したのです。自分のお金を使って、自分の意思でぬいぐるみを買ったことは初めてでした。
それで、この相談者の方もおっしゃっているし、一部のぬいぐるみ愛好家に共感して頂けたら嬉しいのですが、ぬいぐるみって、愛情を持って接していくと「命」のようなものが宿りますよね。えーと、多分、僕も大丈夫だと思います。「しいたけ.さん、疲れているんですよ。お疲れ様でした」と言って画面を閉じないでくださいね。
もちろん、「ぬいぐるみに命のようなものを感じる」というと、「なるほど、あなたにはそういうふうに感じられるんですね」と、なんかこう、「カウンセラーの技術を学びました」みたいな人が、あくまで、「あなたのフィルターを通して、世界がそのように見えるのですね」みたいな職業的同意をしてくれることはあったりします。
でも、95%ぐらい「これだけ愛着を込めて接していれば、この子に命が宿っているように思えるのだろう」みたいな成分があったとしても、残りの5%は、未知の成分が入っている気がしちゃうんです。「あれ、命あるよね。この子」と感じてしまう。
幸いにも、僕は「リーディング」というですね、オーラを見る技術を習って占い師をやっている身なので、ぬいぐるみのオーラを見たことがあります。
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