相手をその場に留めさせたい呪いの話
昔ですね、呪いについて研究をしたことがあるんですよ。あ、引かないで下さい。大丈夫です。怖いことはしていないので。
呪いの研究と言っても、今も含めてなのですが、僕は呪符を書くとか、いわゆるお祓いの真似事をするとか、そういうのは怖くてやっていないです。何か、「やるべきではない境界線」として「自分以外の“見えない力”を借りて、現実を恣意的に変えてしまうような作法」については、「その道の修行をちゃんとしたプロ以外にはやらない方が良い」と勝手に思っていて、そういう意味での呪いの研究はしていません。
僕がやっていたのは
「どうしてこの人に会った帰りの電車は疲れるんだろう」
とか
「会う前には嬉しいけど、会った後にはどっと疲れる」
あとは何か
「この人のことは好きなんだけど、この人に会うと自分のすごく嫌な面が出てしまいがち」
とか、そういうものです。これって、多分、直感的に「誰かから受けた呪い」のように感じるのです。そういうことは誰も教えてくれないから勝手に研究するしかなくて、調べていました。
呪いっていくつも種類があります。知らず知らずのうちに相手を操作するというのも呪いだし、相手の活力を奪っていくのも呪いですね。ネットなんかでも溢れていますね。「お前なんかつまんないんだ!」とか言うのもやっぱり呪いの一種だと思うし。
呪いの目的って、相手の行動の自由を奪っていったり、あと、相手の力とか活力を鈍らせて、本来のその人の力を発揮させないことにあります。
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