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大好きな会社を辞めることに罪悪感を感じる

今回お手紙を下さった相談者の方は、どうしても自分の中でやりたいことが芽生えてきて、新卒で入社してお世話になった会社から離れることを考えているそうなのです。

ただ、すごく良い会社だったそうなのです。これまで自分を一生懸命育ててくれて、その上高い評価までしてくれた温かい職場を、恩返しも十分に出来ないまま離れようとしている自分に罪悪感を強く感じてしまう。

「たとえ会社に在籍できなくてもどういったやり方で恩返しができるのか。しいたけ.さんだったらどうする?」というご相談でした。

大好きな会社を辞めることに罪悪感を感じる

今回はですね、「大好きな会社を辞めることに罪悪感を感じる」という話ですね。これについての僕の考えを述べさせて下さい。

僕ですね、自分が占いという仕事をやってもそうだし、自営業をやってきた立場でもそうだし、平均寿命の約半分ぐらいの年齢を生きてきても思ったのですが、人でも組織でも、やっぱり浮き沈みってあると思うんです。結果に左右されてしまうこともあるし、どんなに頑張っても結果が出ない時間もある。

でも、長期的に見て、ちゃんとつまづきながらも繁栄していくところって、人でも組織でも「恩返しをしたい」という人が集まってくる場所なのです。

そう、この相談者の方のように「こんな自分を評価してくれて、育ててくれた」とか思えた人達が巣立って、そして、なんらかの形で恩を返していく。そういう評判って、必ず伝わっていく。これは本当に残酷なほどそうですよ。送別会が派手ならOKという話じゃなくて、「じゃあもう君はうちから離れるから敵だね」という組織は、なんでそんな合理的じゃない対応するのかなって思ってしまいますもん。そういうところって、やっぱり「幸運な成長期やブームが落ち着いた後」に、次の波が来にくかったりする。

これは科学的な根拠は用意できないのですが、人生の経験論として、人間って「過分にもらったものを帳消しにできない」という感覚があるような気がします。

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占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。2014年から『VOGUE GIRL』で週間・上半期・下半期の『しいたけ占い』を連載中。近著には『しいたけ.の小さな開運BOOK』『しいたけ.の12星座占い 過去から読むあなたの運勢』などがあります。