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大人になっても褒められたい

今回の相談者の方は何か最近気づいたことがあるみたいで、それは「私は今持っている感情で、苦しい、うまくいかない原因はこれではないか」と思っているものがあるそうです。ふむふむ。それで、それはどうやら「褒められたい」という感情なのだそうです。

確かに。褒められるってやっぱり大事ですよね。

この相談者のお仕事環境の周りにいる人で「褒められている人」を見ると、「私だって褒められたい」と感じてしまう。でも、ある年齢になってまで「褒められたい」なんて気持ちを持っていることが恥ずかしくて、情けなくも思ってしまうそうです。

今回のお手紙から取り上げたいのが「大人になっても褒められたい」の話なのです。

このお手紙を読んでですね、僕なりにすごく感じたことがあったので書かせて下さい。

まず、この相談者の方が「大人になってからも褒められたい」って、多分、けっこうどの人にとっても切実な話だと思っています。

大人って、「できて当たり前」に扱われたりするし、どの人も「標準以上にできることを持って、それを日々成功させ続けなければいけない」って、やっぱりすごい心労になると思うんですよ。

「ありがとう」と言われることであったり、何か自分の顔を見て「嬉しい」と感じてもらえる空気を感じたり、そういうことがないと、どんどん自分の中で燃料がなくなっていくみたいに、頑張れなくなっていってしまう。こういうことを簡単に「承認欲求」とかそういう言葉で片づけちゃうのはナンセンスだと思っています。

大人だって褒められたいし、「褒められること」だけがすべてじゃないことはわかっているけど、それがないと、何かが自分の中からなくなっていってしまう。

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