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自己PRが思いつかない

今回の相談者の方は大学一年生で、今から就活のことを考えて不安になってしまうそうです。

「自分といえばこれ!」というものが思い浮かばないそうで、さらに「自分の好き」と「自分の能力はそぐわないのではないか?」と考えてしまうみたいです。いや、なんかもう、ここまでの質問の要点の絞り方がすごいと感じましたけどね。「好き」と「能力(=得意なこと、できること)」の分別をしていることとか、正直「すごい」と思いました。

それで、「自分には何もない」と考えてしまい、こんな人間が活躍できるものがあるのかどうか不安です、というお手紙でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「自己PRが思いつかない」の話なのです。

まず、素敵なお手紙をありがとうございます。このお手紙を紹介する段階で触れましたけど、この相談者の方がすでに「自己PRをするための、システム的な難しさ」にすでに触れてらっしゃるんですよね。つまり、「自分の好き」とか「社会や企業と求められるものが違うんじゃないか」みたいなことがまず考えられてしまう。

もうちょっと前置きの話に付き合って欲しいのですが、想像ですけど、世界にある国々の中で、おそらく日本はトップに近いほど、「他人の顔色を見る人達」なんじゃないかと思います。ほら、よく有名人の方とか、あと、身近な人でも多いけど、ハワイ好きな人って多いでしょう?僕も一回だけハワイに行ったことがあるんですけど、気候とか、安全性とか、環境とか、そういうものももちろん素晴らしいんだけど、ハワイでバカンスを楽しむ人達って、「他人の顔色」のことをほとんど気にしていない気がするのです。「監視」とされるぐらいまで顔色を気にしちゃう環境から自分を解放させることができる。テーマパークとかもそれに似た解放感がありますよね。みんな「どうやってみんなが楽しんでいるか」なんかを気にしないで、各々が童心に戻って勝手に楽しんでいる。

自己PRの話に戻すと、「世界でもトップクラスぐらいに他人の顔色を気にする人達」である日本の人にとって「自分の良いところを喋って下さい」とか「あなたの強みはなんですか?」みたいな、そういう自己PRを喋れって、やっぱりけっこう難しい。

じゃあ、自己PRはどうやって見つければ良いのか。

僕は自己PRには大きく三つあると思います

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