すぐ拗ねてしまう人との関わり方
今回のお手紙から取り上げたいのが「すぐに拗ねてしまう人との関わり方」の話なのです。
何年前か忘れてしまったのですが、僕の師匠である精神科医の名越康文先生と対談したことがあって、その際、日本の恋愛観みたいな話が出たのです。
欧米型の恋愛と比べて、日本文化における恋愛って
「この人以上に、僕 or 私のことをわかってくれる人はいない」
という面を求め過ぎる傾向があり、その関係の究極のところとして、日本文化の恋愛は「母子関係」になりがちという話になったのです。
お母さんって、子どもが何かを言わなくても、子どもの状態を察するじゃないですか。そのこと自体には「良い」も「悪い」もないと思うのです。だって、言語など、コミュニケーションがうまくできない時期がある人に対して、人間も動物も「状況を察すること」で相手のことを守ろうとするわけだから。
でも、その「言わずともわかる」というコミュニケーションとか関係なんかが、なんか知らないけど大人同士においても「関係性の最上位」みたいになっちゃっているからこそ、ややこしい問題があったりします。
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