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「知ったこっちゃない」の重要性

先週渋谷のPARCOで写真家の幡野広志さんと対談をしてきました。ほぼ日さんが主催者になって下さり、期間限定で幡野さんの写真展と作品展がある場所で幡野さんと色々なことを話すことができて、とても面白かったです。

この日のイベントの感想などはまた別の場所で書いていきたいのですが、この日改めて思ったことがあったのです。

これを言ってしまうと怒られるかも知れないし、「いや、あなたカッコつけているでしょ」と言われてしまうかも知れないのですが、僕は自分自身に関して「悩み」というのとはそんなに深くお付き合いしたことがないのです。つまり、自分自身に対して、そこまで深く悩んだことがないのです。

そういう流れがあって、今回このコラムでは「悩みとの距離感」について書いていきたいと思います。

あんまり悩んだことがない

自分自身のことを振り返って、そんなに色々なことに対して深刻に悩んだことがない。これは何回でも書きますが、おそらく事実です。いや、もちろん僕だって眠れない夜はあります。「この問題がいつまで続くんだろう」と考えたこともありますし、自分で占いのお仕事をやった時に全然お客さんの予約が取れない月もありました。

そういう時に、人は多分悩むのだと思います。

でも、今感じたのですが、「悩みが深くなっていく」、そして、「悩みが本人に深刻にダメージを与えていく」ためのキーワードがあると思うのです。

それは

「こんなはずじゃなかった」

という台詞です。

たとえば、占いの仕事をやって、全然お客さんの予約が取れなかった月がありました。その時に「こんなはずじゃなかった」と思ったり、言ってしまったとしたら、もしかしたら立ち直れないぐらいのダメージをもらったかも知れないです。

でも、僕がこれまで生きてきて、悩みがそこまで深刻に内在化しなかった理由として「こんなはずじゃなかった」と、おそらく生きてきて一回も思ったことがなかったからです。

正直、

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