とっさに嘘をついてしまう癖について
今回のお手紙から取り上げたいのが「とっさに嘘をついてしまう癖について」の話なのです。
「嘘」という言い方はちょっと過激になってしまうかも知れないけど
「え、この場面は自分の正直な意見を言って良いの?」
と思うことは、どの人にもあると思うのです。
僕、今だに信じられないのが、小学校ぐらいの時にクラスの誰かが悪さやいたずらをして、帰りの学級会で先生が「よし、みんな目をつぶれ。誰にも言わないから、これをやった者は黙って手をあげなさい」と言って、正直に手をあげるとその場で名前を絶叫されてビンタされたりするじゃないですか(笑)
大人になっても「あなたの正直な感想を言ってみて」と年上の方が言われて、それで「いやぁ、正直これはないっすね」とか絶対に言っちゃいけないシーンとかがある。
「自分の正直な意見を言って良いのか」
は、もうそれはその時その時の空気感で判断していくしかないのだろうけど、「正直な意見を言って良いのか」という恐怖心がすごく強い人だと
「あなたの好きな食べ物は何?」
とか、そういうフレンドシップを深めていく質問をされた時にさえ「え、これは私の正直な意見を言って良いのかな」とか「私が何を好きかなんて、みんな絶対に関心ないはずだよな」とか、必要以上に疑心暗鬼になってしまう人もいらっしゃると思うのです。
子ども時代のコミュニケーション、「速さ」と「ウケ」がとても重視される
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