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諦めたはずなのに、まだ期待をしている自分がいる

今回お手紙を下さった相談者の方は、31歳の女性で、同年代の友人は結婚や妊娠をして疎遠になっていて、自分は仕事を頑張っているがすごい職種につけず、年収も低い自分にがっかりしたりすることもあるそうなのです。これはもう、凹んでしまうこともありますよね。

それで、今まで彼氏がいたこともないけど、既婚者からのアプローチや、変な人には好かれやすいそうなのです。

結果、この相談者の方は色々思うところがあったみたいで、一年前に「心の閉経」を決め、恋愛に蓋をしたとのこと。ただもちろん、何もかもを諦めて楽しく暮らそうと決めたのに、時々切なくなったりする。やっぱり自分はまだどこか期待をしていて、諦めていないんだと悟っているみたいなのです。

そこで、「どうやったら色々諦めて、楽しく暮らせるか。しいたけ.さんなりの見解を教えて欲しい」というご相談を頂きました。

このお手紙マガジンを何年かやってきて最近嬉しいのが、けっこう「踏み込んできて下さる人」が増えたような気がするのです。あと、すごく文章の力がある人が多くて、文章だけなのに、その人の顔というか、人柄みたいなものがヒシヒシ伝わってきて。特に、このお手紙を送ってくださった、だすこさんの文章はすごく素敵でした。色々なものを見て、色々なものを感じ、その上でちゃんとユーモアを大事にしている方でした。

「諦めたはずなのに、まだ期待をしている自分がいる」

この感情について、これを読んでいる方も何回か、いや、何回も思ったことがあるかも知れないのです。頑張ってきたことが上手くいかなかった帰り道などで、「あー、なんかもう、色々諦めた方が良いのかな」と思わなかったことがある人っているのかなぁ。いたら、すごい強運というか、ハイパースペックの人だと思います。

実際、

「もう恋愛とか諦めた方が良いのかな」

という台詞について、何回か占いの現場で聞きました。「もう○○を諦めた方が良いのかな」の〇〇の部分に「仕事」が入ることもあるし、「会社運」が入ることもあるし、色々な言葉が入ってきました。

それで、誓ってこれは毒舌で言っているわけではないのですが、世の中には「諦めるな教」の方達がいらっしゃるじゃないですか。いや、素敵なんですよ。助けられたこともあるし、僕の知人でもいます。「諦めるな!」と伝えてくれる人たち。

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