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シャワーを浴びながら、悪いことばかりを考えちゃう時

最近あった、ちょっと不思議な体験を書かせて下さい。

まず、話をさかのぼりたいのですが、僕の師匠の名越康文先生がよく「朝の自動思考に気をつけろ」みたいな話をされているのです。

朝の自動思考について僕なりに要約をすると、朝起きた時って、頭がぼーっとしているわけじゃないですか。まだ全然、頭も体も覚醒していない。これがちょっとずつ、ベッドから起きて、お手洗いに行って、朝ご飯を食べたり、髪の毛をセットしたり、外行きの恰好に着替えたりしていく。そうすると、覚醒レベルが上がっていきますよね。ここで言う覚醒レベルって「戦闘力」と言い換えても良いかも知れないのだけど、そのレベルが上がっていくと「よし、やるぞ」という気持ちに到達していく。

多分、こういう「覚醒レベル=戦闘力」が上がらないと、外の世界で戦っていったり、毎日のまぁまぁ膨大なタスクをこなしていくことは難しいと思うんです。

それで、「朝の自動思考に気をつけろ」の話なのですが、この、朝起きたての「覚醒レベルがまだ全然稼働していない状態」の時って、悪いことをすごく考えちゃうんですって。

ここについてももう少し詳しく説明すると、

自分の体とか頭から伸びる電気コードみたいなものをがあるとイメージしてもらってですね、その電気コードが毎朝、「本来つながるべき電源」ではなくて、もっとレベルが低い、「悪いことばかりを考えてしまう方の電源」につながってしまうことがある。

そういう時、本当に自動的に「すべてのことを悪く考えてしまう」みたいな状態に陥ることがあるらしいのです。

それが、「朝の自動思考には気をつけろ」の話だったのです。僕の要約で間違っているところもあると思うので、詳しく知りたい人は名越先生が書いているものなどを読んでみて下さいね。

それで、ここまで書いておいて何なんですけど、僕はそこまで「朝、すべてのことを悪く考えてしまう」みたいな「朝の自動思考状態」に陥ったことはあんまりないんですね。

もちろん、「今日行きたくないな」とか「今日は本当に仮病を使って休んでしまいたい」、「仕事やめてー」とか、そういうことは考えたりしますよ。でも、「全部が悪い状態」とか、そこまでは考えたことがなくて、名越先生が「朝の自動思考に気をつけろ」と言っていても「そういう状態もあるんだ」ぐらいにしか思わなかった。

でも、最近の私に、その「自動思考で、悪く考える癖」が出てきたところがあったんです!

これはビックリして、最初、「自分がそうなっている」とは全然気づかなかった。むしろ、自分としては全然変わらず生活していると思っていました。

どういうところで、何が起きたのか。ちょっと説明させて下さい。

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