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自分をパーティーの中の一員として考える

年齢が若い人にはわからない思い出話からしたいのですが、昔、僕が中学生ぐらいの時に、当時のゲーム機で「ドラゴンクエスト3」というゲームが出て、もう僕らの世代はブームがすごかったのです。

それで、このゲームはパーティーを組んで魔王を倒しに行くロールプレイングゲームだったんですけど、当時すごい革新的で、衝撃的だったのですが

「自分で選んだ職業の人達と、パーティーが組める」

というシステムがあったのです。主人公は勇者で、周りの職業としては戦士とか魔法使いとかオーソドックスなものから、商人(宝箱を見つけやすい、モンスターを倒した後にお金を多めに発見できる)とか、あと、遊び人という職業があったのです。

「職業:遊び人」は、当時中学生だった僕には衝撃的過ぎて、だって、みんなで戦っている時にぼーっとしていたり、命令に従わなかったりする。時には戦いをほっぽり出して踊っていたりもする。ハッキリ言ってあんまり役に立たないわけです。この遊び人に「4人パーティーのうちの1枠」を費やすなんて、とてもじゃないけど当時はできなかった(この遊び人が覚醒してすごいことになることも、あとから知って驚いた)。

自分をパーティーとして見てみる

思い出話が長くなってすみません。

でも、今のこの状況の中で「自分は何をするのが正しいのか」と思い悩んでいる人は多いと思うのです。その時に、過去のこの「ドラゴンクエスト3の4人パーティーの話」を思い出しました。

今の状況をパーティーに例えると、今はみんなが「困難に対して戦わなければいけない」という、そういう「戦士」の枠にすごい多くの人が殺到しているように見えます。それを否定するつもりはないし、「戦士の攻撃力や突破力」は困難を通過していく上で必要不可欠なものです。

でも、ちょっと違う角度から見てみたら、世の中とか、組織とか、生きることとか、そういうのって「パーティー」としても考えられる点が出てくると思うのです。

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