ちょっと今回は前説で改めて「オーラ」とか「気」というものになぜ自分が取り組んでいるのかを説明したくて。

人とか場所って雰囲気を持っていますよね。

たとえば、自分が付き合っている人とか、友達が、急に「ムスッ」としだしたりした。その時に「あれ、なんか怒ってる？」って聞いても、「怒ってないよ」と相手は答えるんだけど、明らかに怒っている（笑）

さらに、たとえば就職活動とか、試験の時に行った会場って、会場全体がすごく緊張感に包まれている。小学校の頃の予防接種とか。

「それって何なんだろう？」

ってずっと考えてきたのです。

目には見えないものだけど、相手が怒っている時の居心地の悪さとか、試験会場で周りから伝わってくる緊張感とか。

それで、僕は大学院に入った時に、そういう「目に見えないものの力って、人をどう動かすのか」って本当は研究したかったのです。でも、それってアカデミックな場所で論文を書くことはかなり難しい。アカデミックな場所って、それがある程度体系化した歴史がないと難しかったりするのです。

だから、「気」の研究だったら東洋医学が専門になっただろうし、「何か預言者とかが歴史を動かしてきた」という事例研究は多分出来たかも知れないけど、でも、僕が論文を書く前説として「試験会場に漂う緊張感って、あれは何なんだろう」とか書いても「は？」って言われるんですね。多分（笑）

それでインドとかに行って、技術とか、そういうものを習ったり、独学でやってきたりしたのです。

もうちょっと話を続けさせて下さい。