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仕事中心の生活を変えようとしている

今回お手紙を下さった相談者の方は、健康診断でとある病気が見つかって手術をすることになり、ふと「もし自分が余命幾ばくもなかったら、何を後悔するだろう」と考えたとき、「家族と過ごす時間が少なかったこと」だと感じたそうなのです。

旦那さまにも相談したところ、彼もオーバーワーク気味に働いてきていたそうで、今回の件で「減収してもいいから家族で過ごす時間を持って、ゆとりのある生活がしたい」と、家族で自営業のようなお仕事について考えるようになったそうなのです。

そして、気づくと今までの自分の仕事に対する上昇志向や野心のようなものは嘘のようになくなってしまった。それで、旦那さまと一緒に仕事の相談会に行ったりしているけれど、「この気持ちは一時的な現実逃避なのか?後悔しないのか?」と悩んでおり、何かアドバイスが欲しいというご相談でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「仕事中心の生活を変えようとしている」話なのです。

はじめに自分の話をさせて下さい。

昔ですね、友達と一緒に3人で、ある街の中華料理屋でご飯を食べたことがあったんですよ。このエピソードは僕の中で強烈に印象に残っているので、色々なところで喋ったり書いたことがあるのですが、その友達は年齢がほぼ一緒で、彼女は大学生活を抜けて、ある資格をすごく頑張って取って、それで、当時28歳ぐらいだったのかな。やっと安住というか、「私もここまでやってきたぜ」と自信を持てたんですって。もちろん、日々の生活は大変だけど、お客さんからも信頼されているし、頑張れば頑張るほど自分に自信を持てる感じがあったと。

でも、その中華料理屋で話し合ったことって、「大人になるとゴールはないよね」という話だったのです。「ここまで頑張れば安泰」という話がどんどんなくなっていくという話をしました。

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