欲しかったのは友達ではなくて、友達の証
最近、僕の周りで「大人になると、友達ができにくいよね」みたいな話がけっこう盛り上がっておりまして、これに関する僕の意見はコラムや、お手紙マガジンなどでもお答えしていたりもするので、もしよければ読んでいただきたいのですが、やはり僕自身も、「大人になるとお友達はできにくいよね」とは確かに思います。
今回、「友達」に関して色々なことを考えてみたのですよ。
そしたら、僕は自分自身が大人になって、人付き合いがまぁまぁ「恵まれている」と感じているのです。若い頃は、「もう、あなたなんて大嫌い!」など、くっついたり、離れたりみたいなトラブルは人並みにあったりしたけど、今はもう、ありがたいことに落ち着いています。
「なんで若い頃の人間関係はもっと不安定で、ガチャガチャしていたのに、今になって『落ち着いた』とか『恵まれている』と感じられるようになったのだろう?」
と考えてみたのですが、おそらく、僕は大人になってから知り合う人に、「友達の証」を求めなくなったからなのです。
どういうことなのか。
たとえば、僕は今、自分の生活圏内で、毎日挨拶をしている人がいたりします。でも、その人との関係は「おはようございますー」、「さようならー」以外のことは言ったことがないし、たまに、「寒くなってきましたね」とか「陽が落ちるのが早くなりましたね」など、そういうことは話すけど、別に、お互いに踏み込むことはありません。
大人になってくると、このような、「友達」でも「知人」でもない、「心の近所人(きんじょびと)」みたいな人が増えてきますよね。
いつも温かいサポートありがとうございます。メッセージも読ませてもらっています。僕はこの場所が「近所の寄り合い所」みたいになってくれたらすごく嬉しくて。あなたの声が聞けて嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。