人から嫌われている気がしたときの心の持ち方
今回の相談は「人から嫌われている気がしたときの気の持ちよう」だそうです。けっこうショックですよね。「あれ、もしかして避けられている?」とか感じてしまうこと、ありますよね。僕も軽くパニックになったりします。
それで、この相談者の方は普段から、誰かに嫌われないように、嫌な気持ちを抱かせないように、かなり気をつかって、穏やかに和やかに人と接しているつもりだそうです。なるほどなるほど。
しかし、何かミスをした時やうまくいかなかった時に、自分が人から「何もできないやつだ」や「この人は頭が悪い」などと思われている気がして、勝手にかなり落ち込んでしまうそう。「人から嫌われるのは仕方がない、そんなこと気にしない方がいい」とよく聞くけど、気にしないのはとても難しいと感じてしまうそうです。
それでは、今回のお手紙から取り上げたいのが「人から嫌われている気がしたときの心の持ち方」の話なのです。
まずですね、今回のお手紙で気になってしまった箇所がありました。
その部分を抜粋すると
「しかし、何かミスをした時やうまくいかなかった時に、自分が人から『何もできないやつだ』や『この人は頭が悪い』などと思われている気がして、勝手にかなり落ち込んでしまう」
になります。
これ、ダメージなり自爆度みたいなものが、いきなり「自分の本丸」とか「自分の心臓部」にまで一回一回来てしまっているでしょう?
通常、人にとって、「ダメージ」って、やっぱり段階的に来るものじゃないですか。たとえば、一回のミスで怒られても、「まぁ、疲れていたしな」と気にしない人が、立て続けに三回ミスして怒られたら、「私、何やっているんだろう。適正ないのかな」と落ち込んでしまうのは分かるんです。
でもこの相談者の方の場合は「そこまで本人が気にするレベルではないようなこと」で、ダメージが自分の最深部にまで来てしまっている感じがして、そこがすごく気になってしまいました。
傷つくこと、反省すること、落ち込むこと。
これらの行為にももちろん、効用というか、理由があったりします。
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