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この1年半のリハビリと、総括

今回のコラムは是非皆さんにも聞いてみたいことを書くのですが、僕はそろそろこの「コロナ」という状況に対して総括みたいなことを自分でやっているのです。約1年半、「出られない、会えない、耐え忍ぶ」みたいなことをやってきた。そこから今、ようやく風向きが変わってきて、「以前楽しみにしてきたこと」についても、少しずつ手を伸ばせたり、足を伸ばせたり、連絡を取り合ったりすることができてもきている。

でも、皆さんにもお聞きしたいのですが、「さて、何やろう?」となった時に、途方に暮れちゃうことないですか?

これから先のことだって、じゃあいざ、「楽しもう」と言われたところで、「楽しみ方って何だっけ?」となってしまうこともあるし、ほら、野生動物の保護センターのドキュメンタリーってあったりするじゃないですか。そこに羽が折れて保護されたジャングルの鳥とか、リハビリをしながら徐々にまた空を飛ぶ練習をする。急に飛べないし、「普通に飛ぶ」って、すごく色々な神経とか筋肉のバランスが必要とされるから、少しずつのリハビリから始めなければいけない。この10月、僕らがいる状況って、まさにその「リハビリ期間」だと思うのです。

「人生の中でこまめにリハビリをする」って、僕はけっこう重要だと考えています。いきなり大げさな話に聞こえたら申し訳ないのですが、社会に生きていくって、「合わせる」ということでもあるわけじゃないですか。話題に合わせる、人に合わせる、本当は興味がないけど、興味のあるふりをする。「君ならできるね」と言われたことを、「できません」とか「面倒くさいから無理です」とは言えずに、それをやっていく。そういうのなんかも「合わせる」ことですよね。なんか、こんなことを書くと暗くなっちゃうけど(笑)、社会で生きていく以上、合わせることは大事なことでもある。

でも、何かに感動しなくなってしまった時、休日がありながら「何をして良いかわからない」と思ってしまう時。そして、すごく頑張って一日を終わらせようとしているのに、やることが多すぎて気づけば夜の12時を回ってしまっていたり。そういうモヤモヤ感とか、自分に対する自信の無さを抱えた時、それはあなたが無力なのではなくて、「求められるスピードに合わせ過ぎて、自分が消耗しちゃっている状態」とも言えるから。そういう時においても、リハビリは必要になります。

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