9月の射手座フォローアップ「埋めていく」
9月も半ばを過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。今回、12星座のフォローアップを書いていて、けっこう「情緒不安定」になっている人が多いと感じました。
その理由を説明する前に、ひとつ話をさせて下さい。
昔、ある人の人生相談を読んだことがあったのです。その相談というのは、5年ぐらい付き合っていた恋人に振られてしまい、その日からどうやっても頑張れない。付き合っている当初はそこまで「好き」という感覚は失礼だけどなかったのに、別れてからどうにも気力が湧いてこない。私はおかしいのですか?という相談だったのです。
それに対する回答がすごく胸を打って、僕の言葉でその回答をまとめさせて下さい。
回答者曰く、人はいつも、「今の時間」だけを生きているわけではないんですって。「今」に至るまでに、色々な「未来計画」を抱えて生きている。たとえば、「もうそろそろ記念日だから、今年は○○をしよう」とか「そういえば、夏なのに全然遊んでない。遊びの予定を入れよう」とか。それで、この相談者の人に対して「気力が湧いてこない」のは、自分では派手さはなかったかも知れないけど、誠実に作り、守ってきた「未来計画」が果たせなくなって、その力のやり場がどうやったら良いかわからなくなっているんじゃないかって。もうちょっと回答部分はあったのですが、今回は割愛します。
それで、今のみんなが抱える「情緒不安定さ」って、季節の変わり目で、気づいたら「夏が終わりそう」と感じた時に起きてきているものなのです。去年から我慢して我慢して、「夏にこれをしよう」とか、そういう未来計画とか、これから立てる未来計画に「諦め」をやってきた。でも、そろそろ事態や空気が変わりそうなことはみんなが気づき始めていて、でも、長らくそれぞれの「未来計画」を放棄せざるを得なかったから、これからどうやって頑張れば良いのかわからない。その戸惑いが季節の終わりを意識する時期に、大きくやってきた。それが今の情緒不安定さなのだと思います。
でも、僕は大丈夫だと思います。というのは、人は思った以上にしぶといです。今ですね、ちゃんと「情緒不安定」の段階を得ながら、再び地に向かって足をつけようとしている人が多い印象を受けました。だから、調子が良い日も、調子が悪い日も、両方必要。一憂をし過ぎず、気晴らしをして、どんなに小さくても「これが私の2021年の夏の思い出!」というものを作っていって下さいね。
今回射手座のフォローアップとして取り上げたいのが
「埋めていく」
についてなのです。
9月から10月にかけての射手座はまず、「寂しさを埋めていく作業」がとても大事になります。このことについて、少し話をさせて下さい。
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