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ホテルに泊まって、あの方に遭遇してしまった場合について

今回ちょっと、「怖い話に見せかけて、まぁまぁ微笑ましい話」を書く予定なので大丈夫だと思うのですが、途中で幽霊とかもちょっと出てくる話なので、怖い人は昼間に読んでくださいね。

いきなりなんですけど、僕は幽霊とか、怖いものがめちゃくちゃ苦手なんですよ。中高生の時代とかに、友達だけと遊園地とか行くと、お化け屋敷あるじゃないですか。これですね、どんなに「臆病者」と言われようが、「絶対に入らない」と言い張って、その場で待機していました。もう、それだけ怖いの嫌なんです。肝試しとかも本当に意味がわからないんです。だって、わざわざそういうところにいって、こちらが場を乱していく必要がないわけでしょう。そんなことしたら恨まれることもあるわけじゃないですか。

それで、ドン引きされてしまうかも知れないのですが、仕事で出張とかに行って、ひとりでホテルに泊まる際、たまに、「ん?」みたいな部屋にあたることがあったりするのです。もうですね、そういう時はまずカーテンを全部閉めて、全部の洋服を脱いで全裸になって、四方の壁に向かって笑顔で「こんにちは」とあいさつをします。もし仮に、その部屋に幽霊的な存在がいたとしても、「この人とは関わり合いになりたくない」と思って欲しいからです。先手必勝です。

でも何か、真面目な話、ホテルとかのお部屋って、「前日までに泊まっていた人の空気感」みたいなの残っていません?僕は霊感はないんですけど、そういうのはけっこう感じてしまう性質で、なんか、部屋に入った瞬間に僕とは関係ない意思で「あー、すげー仕事いきたくねー」とかつぶやきたくなっちゃうんですよ。

そういう「まぁ、放っておいても良いだろうけど、これからこの部屋に泊まるからあんまり影響を受けたくない気配」を感じた時は、その時は別に全裸になって四方の壁に挨拶をする必要はないので、静かに、その人の幸せを願いながら「元あった場所へ帰れ」と念じます。

静かに「元あった場所へ帰れ」と念じたり、祈ったりすることは簡単な浄化作業にもなったりするので、お勧めですよ。「あなたの想いを、私は引き受けることはできません。元あった場所に戻ってください」という、やんわりとしたスルーですね。「良からぬもの」って、対決とか退治をするんじゃなくて、やはり現代風に言うと「スルー」とか「ミュートとしての対応」がすごく大事になります。

それで、僕が「部屋に出た系」の話ですごく好きな話があって、これは僕の後輩の方のお話なんですよ。実際に、幽霊が出ちゃった話なんですけど、そこまで怖くないと思います。興味があったら続きを読んでみてください。

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