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ポジティブ信仰にうんざりしてしまう

今回、今の世の中の「ポジティブであれ」というメッセージにうんざりしてしまっている方からお手紙を頂きました。

相談者の方は「世の中では暗いものよりも明るいものが好まれる」ことについては理解されているそうなのですが、ただ、あまりにもポジティブであれ、前向きであれという言葉が多くて疲れてしまう。僕も感じます。笑 それで、相談としては「ポジティブであれ」という要求を気にしない、スルーするための考え方のコツを教えて欲しいというものでした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「ポジティブ信仰にうんざりしてしまう」というお話なのです。

まずですね、このような素敵な相談を送ってきてくれてありがとうございます。

というのは、Webにあるのもそうだし、雑誌の誌面とか、あとは新聞なんかでも、人生相談のコンテンツの面白いのって、「相談を投げかけてくれる相談者と、回答者の村」みたいなのが出来ているじゃないですか。あれ、本当に不思議で、“質問コーナー”って、その属性によって結構棲み分けができていると思うのです。だから、僕のところには「ポジティブ信仰、ちょっとキツいよね(ヒソヒソ)」みたいな話がきて、それがすごく嬉しいのです。ありがとうございます。

ちょっと、ポジティブ信仰に対する違和感に対して、僕なりの結論をまず言って良いですか?

僕も、あまりにも度を超したポジティブって、ちょっとそこには違和感を覚えてしまうかも知れません。

というのは、僕は占いを仕事としてやってきて、それで、個人鑑定で「ポジティブな言葉を多く使う方」にも多く会ってきました。でも、その中には「ポジティブな言葉を多く使う人ほど、表情から生気が失われている」というケースに出合ってきたことも多かったのです。

「いや、でもね、意地悪な人に出会っても色々気づかせてくれることもあったわけだから、感謝しなくちゃいけないんでしょうね」と言われたら、僕なんかは即座に「いや、なんで感謝なんてしなくていいと思いますよ」と言っちゃってました。

逆に、「ちょっともう、やめなさいよ」と軽く突っ込みたくなるぐらいに「まぁまぁ軽快な毒舌とかネガティブなことを言っている人」の方が、けっこう現状の問題に対してしぶとく、そして、機転を利かせてサボることも、回避できる人が多いんじゃないかと個人的には感じます。

もちろん、ポジティブな発言が多くて、それで本当に実行力もあって元気な人もたくさんいます。でも、やっぱりどうしても「すぐに顔を思い浮かべられる元気な人」って、

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