noteとブログのすみ分けについて
これは方々で言っている自己紹介のひとつになっているのですけど、僕は22歳ぐらいになるまでいわゆるほとんど喋れない人間でした。
その理由は対人恐怖症でもないし、言葉そのものを覚えてこなかったわけではないのですが、いわゆる人と顔を突き合わせて「会話」をするということがまったくその年齢までできなかったのです。そして、おそらく今この年齢になっても「最近どうですか」とか「お休みの日何されているんですか」などの雑談が苦手なところがあります。
僕がどうやって会話を覚えたかと言うと、それは大学、そしてバイト先にいる「コミュニケーションが達者な人達」の会話を暗記して、そして家に帰ってからその暗記した発言や会話をノートに書き写していました。あ、もう何人か引きましたね。サーッと人が去っていく気配がします。
「言葉を自分にインプットする」
それはバイト先の人達だけではなくて、古代人から近代にいたるまでの、色々な人の言葉をノートに書き写してきました。そのノートは今だとさすがに書いていないのですが、大学ノートで44冊まで続けてきました。
だから、正直に言ってしまうと今でも喋ることよりも書くことの方が得意なのです。
僕にとっての話し言葉って、今でも書き言葉の方なのです。
前置きが長くなってしまったのですが、この4月からいわゆるテキストサイトとして自分の考えを発表していく体勢としてアメーバブログとnoteのふたつにしました。
noteには課金システムがあります。ですから「今までは無料で記事を読めてきたのに、今度から課金制にするのか」という心配があるのは当然承知しています。
それについての結論を言うと、一部はnoteで課金した読み物にしたいと思います。
それは、僕しいたけ、そしてマネージャー、そして今お世話になっているプロの編集者の方などでチームを組んで、「この労力を使って、作品としてまとまっている。もしくはシリーズ化することができる」。そういう作品として商品化されたものに対しては、“あくまでも学生さんでも買える値段で”有料化します。
具体的にはマンスリーの占い、人生相談(ごめんなさい。人生相談はかなり高カロリーの仕事なので無料ではやれないポリシーなのです)、そして先ほど話した「きちんとプロの編集者を間に入れて商品化したテキスト」です。その一方でnoteに関しても無料で読めるコラムなども書いていきたいと思います。
アメブロとnoteのすみわけをどうするか。
アメブロは僕にとって「話すように書く」という世界を手助けしてくれている、大学生の頃から続けてきた大切な居場所です。ここでは「しいたけ」が書くのですが、プライベートの「しいたけ」が思ったり、感じたことを主に書いていくスペースにしていきたいです。
そしてnoteに関しては「プロとしての占い師・作家」が精査したものを、残していくコンテンツにしたいのと、読者の皆さんと一緒に楽しい場を作って行きたい、ラジオで投書を読み上げて一緒に考えていくとか、そういうラジオ的な場所にもしたいです。
いわゆるアメブロは日記やテキストの発表に近く、noteは自主メディアという位置づけに近いです。
アメブロのコメント欄で読者の方のコメントやメッセージにたくさん助けられてきているし、アメブロの方も長く続けていきたい大切な場所なので、そこでも読者の方々との「交流」という形ができるやり方をこれから先さらに取り組んでいきたいです。
色々なご意見も含めて、今後とも受け止めてきちんと反映させていきたいと思いますし、このすみわけは「固定化」したものではなくて、その都度色々変更していって、読者の方と僕との距離が一番良いものになるように工夫していきたいと思います。
これは僕自身が占いとかモノを書くという仕事をしてきてからの信念なのですが、金儲けを第一目標にはやりません。そして、やれません。楽しい場を作っていく。その運営費としてお金が必要になるからその分のお金は頂くという考え方を持っています。
ですからこれからどんどん課金的な動きを増やしていくということはあまりないと思います。もちろん本を出したり、そういう商業活動はプロの表現者としてやっていきます。
ただ、僕自身が「しいたけ」という活動のファンであり、ファンの人が「あー、しいたけさんこっちの方向行っちゃったか」とガッカリさせる方向には向かわないよう、特段の注意を払っていきます。
なので、これからも「あ、そっち違うと思うよ」とか、気軽に棒でぶん殴ったりしてきてください。
これからも精進していく所存でありますのでどうぞよろしくお願いいたします。
2018年4月10日 しいたけ
いつも温かいサポートありがとうございます。メッセージも読ませてもらっています。僕はこの場所が「近所の寄り合い所」みたいになってくれたらすごく嬉しくて。あなたの声が聞けて嬉しいです。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。