早く心を動かそうと焦らない
先日ある人の話を聞いていたのですが、その人が「人生の中で参ったか、疲れてしまった時に、3日間ぼーっと天井を見ていた」みたいなことをおっしゃっていて、「なつかしい!」と思ってしまったことがありました。
これ、本当に別に茶化すとか、ふざけているわけではなくて、「天井やカーペットの染みなんかをずっと、ぼーっと眺めている時間」って、皆さんの中にもありませんでしたか?
人が持つ「疲れ」って、おそらく何段階もある気がします。
普段の健康状態の中では「何かおいしいものを食べたり、土日にゆっくりしていたら回復する」みたいなことがあっても、疲れがある段階を越えると、それで回復しなくなっちゃうことがあったりする。
僕の場合は、天井を眺めたり、カーペットの染みを眺め続けちゃうみたいなこともあるし、「人に急に話しかけられることが、キーンという耳鳴りみたいな感じがして、とにかくキツい」と感じられてしまう疲れの段階があったりします。
その疲れの段階に行くと、「けっこう本格的に疲れが溜まっている時」と自覚するから、周囲に疲れを説明して、ひとりで疲れを回復するための休暇を即座にもらいます。
話を戻したいのですが、天井をずっと眺め続けちゃうとか、すごくぼーっとしちゃう時間ってあるわけじゃないですか。
あれって多分、客観的に見ると「その人の時間が停止されている」みたいに見えるかも知れにないけど、天井とかカーペットの染みなどを、何日間にも渡ってぼーっと眺めている行為って、実は「激しく(今の時間の中に)流され続けている途中」かも知れないのです。
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