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コップの水があふれてしまったら

自分の話をして、少し恥ずかしいのですが、僕は自分の中でよく、「コップの水があふれる」ような感覚に陥ることがあります。

「コップの水があふれる」とは、どういうことなのかと言うと、忙しかったり、気持ちの部分で余裕がなくなってくると、何かの拍子に、「さっきまでは全然元気だったのに、自分の中の何かが決壊を迎えて、保ってきていた気力や余力が放出されていく」感覚になっていくことです。あんまり、良い体験ではないし、できれば、そのような体験はしないに越したことはないわけです。

ただ、「コップの水があふれる体験談」は、けっこう色々なところで聞いたりもします。

あふれるまでの瞬間、なんとか頑張ってきたのだけど、仕事が忙しくて、家に帰ってきて、洗い物がたまっているシンクを目撃してしまって、「あ、もうダメかも」とヘナヘナしてしまうとか。また、周りにいる人からの何気ない一言が、深く突き刺さって、その瞬間にコップの水があふれるような感覚を持ってしまうなど。

僕はこの、「コップの水があふれた」体験があった時は、とにかく、その日は早く寝ます。というのは、やはりそれは一種の「ドクターストップ」なわけですし、「その日に関しては、それ以上にあれもこれもと、頑張りを粘らない方が良い」ということでもあるわけだから、「本日は終了!」と言って早く寝ることにする。

最近では、「このところ毎日忙しくて、余裕もなくて、そろそろコップの水位が満タン近くまで溜まってきているな」と感じられるようにもなってきて、そういう時は、「今、自分の生活のためにやらなければいけないことは最低限やるけど、他の用事は全部後回しにする」など、そのような自衛策を取っていくようにもなりました。

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