昔の自分が恥ずかしくなる
今回の相談者の方は自分で意識し、ここ数年間、「自分を変える」ための努力をされてきたそうなのです。
文中からはその「自分を変える」が外面的なことなのか、内面とか性格とか習慣的なことなのかはわからなかったけど、以前の自分より、「なりたい自分」になれたと思っているそうです。おー、すごいですね。「自分で自分を認める」って、すごく難しいことだから、相当程度にご自分なりに変わってきたんじゃないかと推測します。
それで、前の自分よりはずっと今の方が好きみたいなのですが、周りの人に褒められたとしても、一種の居心地の悪さや恥ずかしいさを感じてしまうそう。ここからが特徴的だったのですが、「頑張ったことは自分にとってよかったけれど、足りないことが多かったということだから、成長したという事実そのものが恥ずかしいです」という文が入っていました。さらに「自分が悩んでた時期を知っている人がいることが嫌すぎる」そうです。
今回のお手紙から取り上げたいのが「昔の自分が恥ずかしくなる」の話なのです。
「昔の自分が恥ずかしくなる」悩みとか相談はあったりしますが、このパターンは
① 頑張って自分を変えてきて、今の自分の方が昔の自分よりもだいぶ好き
② でも、頑張って「今の自分」になった時に、「当時や過去の自分に足りないところが多く、それを思い出すと恥ずかしい
③ 加えて、自分が悩んでた時期を知っている人がいることが嫌すぎる
というものですよね。
これ、多分飲み屋で先輩に話した時の反応が、「もうあなたが変わったんだからそれでいいじゃん。過去なんて」みたいな形でピシャッとやられる回答なんかもありそうだけど、僕が思ったことを言っていきたいです。
まず、結論としては、自分が持っている黒歴史。それは、墓場まで持っていって下さい。なんも解決していなくてごめんなさい。
でも、聞いて下さい。
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