今回のお手紙は「特定の人の前で泣いてしまう」というご相談でした。

これ、たまに相談としてあるのですが、「泣くつもりではなかった場面で、涙が流れて止まらなくなってしまう」とかあって、それが出てしまうと、やっぱり社会生活を送る上で困ってしまうケースがあったりするじゃないですか。この相談者の方は「年上」の人の前で泣いてしまうことが多いみたいで、学生時代の先生との面談で「最近どう？大丈夫？」と聞かれると、それがいわゆる「面談の流れでさらっと聞いた質問」であると本人としてはわかっているのに、泣けてきて涙が止まらなくなって号泣してしまうと。

でも、泣いた後はすっきりして、面談が終わる頃にはケロッとして教室を去ることができる。社会人になってからも、一対一で年上の人に言葉を投げかけられると、涙がこぼれてしまうみたいです。これから8月に上司と面談があるのだけど、泣いてしまいそうで今からどうしようか悩んでいるという相談内容でした。

今回のお手紙から取り上げたいのが「特定の人の前だと、なぜか涙が出てしまう」の話なのです。

占いの相談をしていたころに、突然泣き出す人って本当に多くいたんです。すごかったのが「こんにちは」と言って、初対面のお客様と顔を合わせた時に、急に泣き出す人とか。もちろんこれ、僕が特殊な力を持っているとか、そういうことではないです。突然泣き出した人も、「違うんです。別に感動して泣いているわけじゃなくてたまにあるんです」みたいなことをよく言ってました。

突然涙が出てしまう人って、やっぱり普段の緊張感が高い人だと思います。あと、五感が敏感とか、大きな物音がダメとか。こういうのって「生まれつきの個性」みたいなものだから、「普段の緊張感をもう少し弱めましょう」みたいなアドバイスはあんまり有効じゃないです。