今回のお手紙から取り上げたいのが「騙されそうだから気をつけた方がいいとよく言われる」の話なのです。

この質問をして下さった方は、よく他人から「騙されそうだから気をつけた方がいいよ～」と言われるそうなのです。それで、自分を保つために「半分信じて半分は信じない」ようにしているけど、周りから「自分を信じるな」と言われているように思い、定期的に滅入ってしまっている状態がある。

他人から言われる「気をつけて」という言葉は、どう受け止めたらいいのか？という相談でした。

「あなた騙されそうだから気をつけた方が良いよ」

とか

「あなた絶対そのままだと痛い目見るわ」

と言われちゃうケースってありますよね。ちょっと今回はこのテーマに対して答えていきたいと思います。

世の中には長く「天然論争」というものがあるじゃないですか。これはつまり、「え、この受け答えでそういうリアクションするの？」とか、ピクニックの時に麦茶と間違えて麺つゆを持ってきちゃったとか、アジフライにブワーッと醤油をかけちゃうとか、友達の愚痴の話に対して「そうなんだ～。良かったね～」とか答えちゃう、そういう「天然の人」っているのかという論争です。今は新たに「あざとい」という言葉もよく見かけるようになってきました。

それで、僕は「天然の人」はいると思うのです。

これは決して失礼な意味ではないのですが、他人からの呼びかけに対して「ほへ？」と言ってしまったり、なんか、受け答えが少しズレてしまうことがあったり。僕自身もちょっとそういうところがあります。もちろん、一定数はわざと「ほへ？」という回答をして注目を集めたい人もいらっしゃるとは思います。

それで、「あなた騙されそうだから気をつけな」と言われてしまう人の中には、少しの天然成分が入っていると思います。

ただ、天然成分はネガティブなものじゃなくて、人を集める力があるということなのです。